Makoの雪山デビューイヤーのフィナーレとして、残雪期の赤岳に登ります。
何度も登っている赤岳ですが、残雪が残る4月に登るのは僕もはじめてでした。
最低気温はいってもマイナス5度くらいなので、そこまで厚着は持って行きません。
むしろ行者小屋までは樹林帯で暑いと思うので、Tシャツを2枚、短パンを1枚持っていきます。夏モードです。
上記はざっくりとしたルートです。詳細な地図は下記の地図のご購入をお願いいたします。
地図:昭文社「山と高原地図32 八ヶ岳 蓼科・美ヶ原・霧ヶ峰」
道に雪はまったくなく、ノーマルタイヤでまったく問題ナシです。 ただボッコボコの道なので車高が低いと苦労すると思います。
Tシャツ、短パン、サンバイザーの夏仕様で登ります。
駐車料金は1日1000円です。僕らは二日間なので2000円なり。
駐車場の場所をGoogle MAPで見る
おなじみの看板からスタートです。
雪はしばらくまったくありませんでした。予想通り風もなく暑く、Tシャツ1枚でも汗ばむほどでした。
行者小屋手前の川ゾーンは陽が当たるので雪が緩みまくり!ズボズボ踏み抜いてかなり苦労しました。
やっとこさ行者小屋に到着。テントは3張しかありませんでした。
ここでアイゼンを装着して、気合を入れてから文三郎尾根へと向かいます。
階段ゾーンは凍っている部分とズボズボの部分と完全に溶けている部分のミックスでした。
かなり登りづらく苦労しました。
上を見上げると、笑顔全開の登山百景の管理人さん(笑)
僕らとタイミングを合わせて反対側から登ってきました。
どこまでも続く階段地獄。本当に疲れました。
もうほぼ雪は解けていたのでアイゼンははずして進みますが、足取りが重く、右上の標識がぜんぜん近づいてきません。
阿弥陀岳と懸命に進むMako。
阿弥陀岳の山頂に何人も人の姿が見えました。
やっと分岐まで来ました。はぁ疲れた。
ここから最後の岩場ゾーンです。
ここをアイゼンをつけて登るつもりで来ましたが、まさかの雪はほぼない状態でした。
ほぼ雪はないですが二人とも疲れているので、一歩一歩集中して登ります。
竜頭峰の分岐を過ぎたら、あと少し!
やっと赤岳の山頂に到着です。
雪はまったくナッシングでした。って、「赤岳」の看板が壊れてる!なんでー!
ヘトヘトになりながらも二人で登りきりました!
そのまま赤岳の山頂真横の赤岳頂上山荘に泊まります。
ここは一度泊まってみたかったんです。一泊素泊まりで5300円なり。
自炊席があるのでここで自炊できます。調理用のお水はいただけました。
携帯の充電もできます(充電器はないので持参する必要あり)
今シーズンの営業開始直後だったため、宿泊客は4組12名と空いていました。
二人で苦労して担ぎ上げたスミノフアイスを堪能。たまりません。
突然おいてあった「仲間と、山へ」という特集雑誌を読み出すMako(笑)
ノンビリしていたら雲が出てきました。夕日をGetしたかったんですが。。。
山頂部分は雲がかかって、うっすらと麓が燃えているのが見えただけでした。無念。
深夜一度トイレに起きたときに外をのぞいてみたけど、ガスっていて星も見えませんでした。
朝日は大丈夫かなぁ、と不安なのまま寝てしまいました。
翌朝4時半にMakoに起こされて外に飛び出すと、完璧な天気になっていました。
朝日くるーーー!
二人でシルエット記念写真。
横岳が朝焼けで燃えております。(加工してない写真ですよー!)
阿弥陀岳も上部だけ燃えております。(加工してない写真ですよー!)
けっこうな大火事な感じで燃えています。
赤岳頂上山荘も燃えております。
赤岳頂上山荘は立地が最高だし、スタッフの方も超親切で最高だし、最高尽くしでした。絶対オススメです。
軽く朝ごはんを食べて、早々に出発!最後に昨日は見えなかった富士山と、壊れた看板を一緒に記念撮影。
午前6時、中央の丸いドーム上の山頂の硫黄岳を目指します。けっこう遠い。
富士山は完全に雲海の中に浮かんでいます。
ところどころピッケルとアイゼンを必要とする箇所がありました。
山小屋で「一箇所だけ危険な箇所がある」といわれた部分。結構な傾斜です。
でもピッケルとアイゼンがあれば問題なく登れました。くだりは怖そう。。。
影の中をMakoが懸命に登っています。
阿弥陀岳とMako。
赤岳とMako。
登り箇所になると、昨日の疲れが癒えずバテ気味の僕らですが、なんとか横岳まできました。
横岳からひーひー言いながら、やっとこさ硫黄岳に到着。
着替えたり写真取ったり疲れたりで、コースタイムをけっこう遅れました(笑)
でも写真の中央左の赤岳からぐるっと来ました。けっこう頑張ったね、と自画自賛してました。
赤岩の頭部分は急坂で、アイゼンとピッケルがないとまだ相当苦労すると思います。
僕らは両方を装備して、サクサクと下って、そのまま下山しました。
今年は例年より雪が少ないらしく、赤岳も残雪期といえないほど雪はありませんでした。
でもアイゼンとピッケルと冬靴とスミノフアイスを担いで赤岳から硫黄岳まで縦走するのは、おもったよりも疲れました。
それでも赤岳は何度登っても最高でした。