冬が来る直前の北岳に、久しぶりテントを担いで登ってきました。テント泊は6月末の仙丈ケ岳ぶり。
登攀長と「笠ヶ岳行こうぜ!」ってところから話がスタートしたんですが、「笠ヶ岳はその時期すでに山小屋閉まってるから微妙じゃないですか?」「確かに!なら他のところにしようか。」「私も行こうかな(S兄)」
って話が進むに連れてちょっとずつ変化して行き、最終的に北岳テント泊になりました。
地図: 山と高原地図 北岳・甲斐駒 2016 (登山地図 | マップル)
最近は毎回ですが、真夜中に出発して芦安の駐車場まで来ました。
マイカー規制なので、芦安から広河原まではバスか乗合タクシーで行くことになります。バス代は1130円(片道)です。乗合タクシーは1200円。
バスの運行期間は例年だいたい6月下旬~11月上旬までです。
正確なバスの運行状況はこちらで確認してください。
4時半に芦安の駐車場に到着しました。この日の始発バスは5:15。バス2台満員で出ました。
人数が多ければ増便もあるので、乗れないって心配はないと思われます。
芦安の駐車場の場所をGoogle MAPで確認する
50分ほどバスで行くと広河原に到着。ここから登山がスタートです。
久しぶりのテント泊。先日のネパールで肩の部分が壊れたミレーのマーカム号
を修理に出す時間がなかったので、そのまま担いで来ました(笑)
天気がとてもよかったです!北岳もくっきり見えます。久しぶりの快晴登山でテンションが上がりました!
つり橋を渡ったら登山道です。そこそこ紅葉していました。
広河原山荘に登山届のポストがあるので、 必ず提出してから入山してください。
気温は10℃くらいでしたが、日差しが暑いのでTシャツで登りました。久しぶりの登場のS兄と私のガラ悪風おじさんず!
振り向くと鳳凰三山が紅葉して綺麗でした。
ひたすら登って行きます。右側のピークが北岳です。沢をずっと登って行きます。
岩がゴロゴロした沢を登り切ると八本歯のコルへと続く階段地獄が始まります。
北岳のバッドレス。ここを登っている人がいました!赤いジャケットの方です。
クライマーを探せ、レベルMAX。(スマホだと不可能レベルです笑)
テント装備を20kg弱を背負っての階段地獄は本当に疲れました。
八本歯のコルに到着。向こうに今日泊まる北岳山荘と間ノ岳が見えます。
八本歯のコルから少し登ると富士山が見えます!サイコーの富士山をゲット!
八本歯のコルからも少し登ります。疲れてみんなヒーヒー。
北岳は明日登るので今日は登りません。
富士山が綺麗なので記念撮影。
広河原から7時間かけて、やっと北岳山荘に到着。コースタイムよりやや遅いくらいでした。
完全に疲れました。というか、昨日から寝てないので眠すぎて歩きながら寝そうになりました。
テントを張ったら山荘の中でビストロタイム!
「鍋にしましょう!」となったので、鍋を買って来ました。SEA TO SUMMITの X-ポット2.8L。
これ7000円もするんです、たかっ!! でも小さくなるし軽いしすごく良かったです。
真夜中。テントの中から登攀長が撮った1枚。素晴らしい!
(同じテントで寝ていた私はそんな物音に全く気付かず気絶中)
5:30 起床。北岳山荘のテント場は本当にサイコー!
6時ごろ。空が燃えて来ました。
※写真は全て無加工です
朝日登場! 下は雲海。
北岳も朝焼けで少し色づきました。S兄のテントはシングルウォールなので、結構寒かったらしいです。
わたくしも朝焼けで色づきました。(セブンのかぼちゃサラダを食べてます)
黄金。
富士山もめちゃくちゃいい感じ!
いやぁ完全にサイコーな朝だ!とみんな大満足でした。
だらだらと荷物をまとめたら北岳に向けて出発!
間ノ岳も行きたかったけど、今回は時間がなかったのでまた今度、ってことになりました。
富士山を見ながら、のんびり登ります。
途中でまさかのビニール袋に入ったゴミ(ビールの空き缶や食べ物のパッケージなど)が落ちてました!それを拾っていくS兄!さすが!
こんなでかいゴミ(S兄のザックに付いているやつ)を捨てる山好きの人なんていないって知っているから“気付かず落として行っちゃった”と僕は信じています。
ヒーヒー登って来て、振り返ると間ノ岳とさっきまでいた北岳山荘。完全に絶景!
北岳山荘から1時間ほどで山頂が見えて来ます。あと少し。
8:35 北岳の山頂に到着!思ったよりも人がいなくて、10人もいませんでした。
「北岳は、富士山が見える日本一高い山だ!」とS兄がいうと、一同「たしかにー」と納得。
日本一高い山を、日本一高いところから見える山の山頂からゲット!登攀長の背中が「ドヤッ」と言っています。
山頂の気温は5度でした。結構寒いけど、日差しがあるとポカポカでした。
このあと、約3200mの山頂から、1500mのバス停まで、ひたすら降りました。
最後の方はひっさしぶりに腿が限界に近づいて、ピクつきました。爆笑の一歩手前でした。
テントを背負って1700mを一気に下るのは本当に疲れました。このレポートを書いている今は、完全に筋肉痛です(笑)
北岳のテント場は富士山目の前なので、本当にサイコーです。
僕の特にお気に入りのテント場の一つなので、ぜひこれから・・・だと寒いので、来年の夏にチャレンジして見てください!
今回も楽曲を使ったので広告が入りますがご了承下さい。