我が家にホームステイ中のポーランド人のジェイコブと、登山仲間と3人で新緑の甲武信ヶ岳を毛木平から行きます。
沢沿いをのんびりと登っていくコースなので、徳ちゃん新道などの南側のルートとは印象はだいぶ異なり、気持ちのいいコースです。
上記はざっくりした地図なので、必ず下記より地図をご購入ください。
地図:昭文社「山と高原地図26 金峰山・甲武信」
毛木平の登山口から沢沿いに登っていきます。
途中で信濃川の水源地があります。ジェイコブが水をお土産にしたいというので、甲武信ヶ岳の毛木平からのルートにしました。
日本で一番長い川とされる信濃川の水源をめぐる登山でもあります。
天気が良ければ、山頂の南側から富士山も見えます。
駐車場の場所をGoogle MAPで見る
毛木平の駐車場は60台ほどおける大きなところです。
北海道のような畑を抜けて、アスファルトではなくなった先に駐車場はあります。
ここにトイレと登山届のポストがありますので、忘れずに提出してください。
昨日までの雨がうそのように快晴です。
雨で樹木が濡れているので、森全体が輝いて見えます。
葉っぱの水滴も光っていました。
信濃川(千曲川)の源流ポイントまで駐車場から4.5kmほどでしょうか。そこまでは本当に気持ちのいいい沢沿いのルートが続きます。
※信濃川と千曲川は同じ川ですが、長野と新潟で呼び方が違います。ここでは信濃川(千曲川)と明記します。
信濃川(千曲川)が流れる音を聞きながら登っていきます。
毛木平の駐車場から山頂までの標高差は1000mほどなので、初心者の方でも登れると思います。
信濃川(千曲川)の水源地標までは緩やかです。
太陽光線で空気中の水蒸気が反射しています。(中央)
なんだか不思議な現象でした。
遠くに鹿を発見!先日の日光白根山と言い、ジェイコブといると鹿と良く遭遇するなぁ(笑)
そっと見ていたら近くまで近づいてきました。かわいいぜ。
梅雨なので湿気が多く、キノコも絶好調で成長しております。
深い緑、透き通った川、地面を覆う苔。もはやパーフェクトな登山道です。
登山道は苔むしています。
苔好きの私としてはたまらない登山道です。
にょこにょこー!っと何かが苔から生えています。癒されます。
ナメ滝に到着。
一枚岩の上を水が舐めるように流れて行くのを「ナメ」と言うんだったと思います。
違ったらすいません。
ナメ滝で顔を洗うと、ものすごく冷たくて気持ちが良かったです。
ここ最近の梅雨の雨のせいか、水量があって素敵でした。
どこまでも苔と緑の道です。
あまりに素敵すぎて、苔だけで50枚くらい写真を撮ってしまいました。
ジェイコブとDAIさん。ナイスです!
のんびりと沢沿いを登ってくると、毛木平駐車場から2時間半ほで信濃川(千曲川)の水源地標につきます。
ここが日本で一番長い川の水源地です。
この木の根もとにあいた穴から水がボコボコと湧き出ています。
飲んだらもちろんおいしかったです!
ジェイコブもお土産用に小さな容器に水をGETしました。
水源地標からは30分間だけ登ります。
この毛木平から甲武信ヶ岳へのルートで唯一ここだけ疲れます。
でも30分の辛抱です。
水源地標から40分ほどで視界が一気に開けます。
ここまで来たら甲武信ヶ岳の山頂はすぐそこです。
しかしさっきまでの晴れが嘘だったような一面ガス!
ガレ場を少し登れば山頂の看板が見えてきます。
石を落とさないように慎重に登ってください。
毛木平の駐車場から3時間ちょっとで甲武信ヶ岳の山頂に到着!
ジェイコブは日本3座目(高尾山、日光白根山・甲武信ヶ岳)
しかし眺望はほぼありませんでした。
登山道にはクローバーが大量にあったので、時間があったら四つ葉のクローバーを一日中探したいくらいでした。
帰りに前の人が何かを撮影してて、何かと思ったらほっそいキノコでした。ほっそー!
甲武信ヶ岳は徳ちゃん新道から2回、毛木平から2回登ってますが、毛木平のコースの方が好きです。
都心からのアクセスは劣りますが、沢沿いの道が本当に気持ちがいい!
北アルプスの稜線とは違った、2500mくらいの山ならではの魅力が詰まった山だと思います。
ぜひこれから登るという方は、こっちの毛木平からのルートを試してみてください。