2014.12.07 棒ノ嶺 登山
ビストロきっちょむ登山隊 山ガール隊員のラブピンクのレポートです。
晩秋、艶めく落葉の沢歩きと大展望が待つ棒ノ嶺の巻
9月、金峰山の紅葉からスタートしたラブピンクの秋は、ようやく晩秋を迎えました。
紅葉を追いかけて3ヶ月半、落葉を楽しむべく埼玉県の棒ノ嶺へ。
標高969mでコースの標高差は700mほどのゆったり登山です。
駐車場の場所をGoogle MAPで見る
当初は山ガール3人でバスで行く予定でしたが「車だすよ!」という心強いメンバーが参加してくださって、わたし史上では多めの男女混合5人パーティで行きます。
産品所やませみの駐車場(トイレあり)から車道を10分ほど歩いて有間ダムを渡り、右に進みます。
有間ダム湖のことを「名栗湖」と呼ぶそうです。
バスだと飯能駅から約40分の「さわらびの湯」か「河又名栗湖入口」で降ります。
国際興業バス
ダム沿いをてくてく10分歩いたら登山口です。
登山ポストと、ここにも5台ほど停められる駐車場があります。
コースタイムが4時間のため、10:00のんびり入山!
最初は樹林帯を進みます。
紅葉はほとんど終わっていますので、開けた空から入ってくる木漏れ日が残った葉を照らしています。
小さな滝が幾つもあって、水音が心地いい。
この時期を選んだのは、沢を流れる紅葉を楽しむためです。
落ちてもなお艶やかな色を放つ紅葉についつい見惚れてしまいます。
流れの上を何度も渡るので防水の靴は必須ですね。
ゲイターは無しでも大丈夫でした。
夏ならサワガニを探したくなる、晩秋は色鮮やかな落ち葉が沢歩きを盛り上げてくれます。
苔と紅葉の共演。素晴らしい。
コースには鎖場が一箇所あります。岩が階段状なので難なくクリアです。
飛び石を越えたり、切り立った岩を抜けたり、滝のそばを登ったり。
この道は本当に楽しいです。
谷底に黄色い絨毯が敷き詰められています。
この日は山頂でおしゃれなランチをする予定なので各自手分けをして食材を背負っています。なんだかものすごくかわいい。
沢歩きを一時間ほどで林道にでます。そこを越えてまた登山道へ。標識があるので迷わず進めます。
登山道はしっかり整備されています。
気温は5度前後ですが風がなかったので、行動中はブレスサーモの長袖+ラブピンクTシャツで大丈夫でした。
道中は霜柱がびっしりです。サクサク踏みながら進むのがとっても楽しい。
登山口から一時間半でチェックポイント岩茸石に到着です。
5mほどの大きな岩ですが裏側から簡単に登れるので、絶好の記念撮影ポイント!
岩茸石からは丸太階段がところどころにある急坂を進みます。
霜柱がびっしりで、ここまで来ると落ち葉もすっかり色を失って冬の雰囲気。
12:15山頂わっしょーーーーーい!
ヨガガールの決めポーズがすごすぎて、山頂では注目の的(笑)
楽しみにしていた山頂ランチは、クリスマスが近いということで(?)ミネストローネです。
炙ったフランスパンを添えていただきました。
日常ですらやらないレベルのオシャンティなランチタイムです。
寒い体に熱々のスープって最高!
景色も天気も最高です。
デザートはメンバー手作りのアップルパイです。
スパイスを煮出すところから始まる手作りチャイと共に。
山ガールが集まると山ランチはパーティ気分!
展望が良い楽しすぎて、きゃっきゃしてたら2時間も山頂でいたので、14:15下山開始。
のんびり楽しめるのも低山の魅力ですね。
下山は岩茸石から分岐して、ススキが綺麗な滝ノ平尾根で帰ります。
岩茸石の左脇をすり抜けるように進むと奥に道が続いています。
樹林帯に入ると陽も傾いてきました。
ああ、楽しかったなぁ。
下山し始めると少しばかりセンチメンタルになります。
夕陽を浴びて、まだ残っている黄葉が下山道も楽しませてくれます。
まもなく下山です。
この秋はこの靴とたくさんの紅葉を楽しんできました。
ありがとね。
下山口から駐車場に登る道沿いには、十月桜が12月だけどまだ花を残してくれていました。
紅葉と桜を1日で楽しめるのもこの山の魅力です。
このあと、駐車場すぐそばのさわらびの湯で冷えた体を温めました。
さわらびの湯:クーポン
夕ご飯は、青梅の根岸屋さんへ。
表面張力な盛り付けで有名なカレーうどんをいただきました。
最後に
今回も天気と季節とメンバーに恵まれて、終始笑いっぱなしの楽しい山行となりました。
急に冷え込んだ週末だからか空いていたのも嬉しい。
棒ノ嶺はなんたって登山道が素晴らしいです。
沢歩きあり、滝あり岩あり苔あり尾根ありからの山頂の大展望!下山後は温泉付きです。
危険箇所もなく、お子さんや初心者さんを誘って行くには最適だと思います。でもこれからの季節は軽アイゼンをしてくださいね。
http://www.hikingmap.jp/hikingmap/bounomine01.html
↑西武鉄道のサイトに、見どころや登山地図も載っているので是非活用してみてください。
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