2013.06.24 御嶽山 登山
御嶽山の噴火について(気象庁HPへ)
一気に梅雨らしい天気になってしまい、何度も延期となってしまっていた御嶽山登山をようやく決行!
今回は登山部のIさん(33歳)と二人で今年初の3000m峰に臨みます!
古くから信仰の山とされてきた御嶽山(おんたけさん)。長野と岐阜の県境にあるため、東京の我が家から車で270km!
とりあえずすげー遠かったです(笑)
出来れば御岳ロープウェイから登るルートで行きたかったのですが、ロープウェイ往復2400円をけちった我々は、一番最短の田の原山荘からのルートで行きます(笑)。
時間があれば、日本最高所の高山湖「二の池」のところまでぐるっと行きたい。
6:40 駐車場に到着。平日の月曜日と言うこともあり、駐車場に止まっていた車は我々のほかには1台のみ。
ちゃんと登山計画書を提出して、6:45入山!
目の前に御嶽山が見えています。すげー近くに感じます。
(2014.09.30追記)
登山ルートと噴火個所を大まかですが記載しました。自分たちが楽しく登ったルートのすぐ横であんな噴火が起こるなんて、今でも信じられません。
Iさんは3000m峰は初なので、頭痛くならないように、今日は急がずゆっくりとしたペースで登っていきます。
下は雲海全開です。
7:13「あかっぱげ」(駐車場から30分)
薄毛コンビの我々に喧嘩を売ってるのか(笑)。
それも壊れているし。。。。
高山植物の女王コマクサか!
…なんか違うっぽい。。。
7:20 森林限界を突破。上空の高いところに雲がありますが、そこまで天気は悪くありません。
遠くの山塊が良く見えます(なんの山塊かは不明w)
中央に見えるのが駐車場。
八合目の避難小屋の手前。
お地蔵さまがあります。
鐘をたたいて喜んでいるわたくし。
7:35 八合目石室避難小屋。
駐車場から50分です。ここで標高2470mです。
このあたりから火山の岩が増えてきます。
道は整備されているので、そこまで大変ではありません。
中央上部が王滝山頂山荘です。山頂と言っても、山の山頂ではなく王滝の頂上的なニュアンス見たい。
やや分かりづらい。。。まぁ昔の方が名付けたのかな。
雲を下にみつつ、上にも雲。
コントラストがきれいです。
九合目の避難小屋の手前で、雪渓を急登します。
アイゼンなしでもいけると思いますが、万全を期して軽アイゼンをつけて登ります。
傾斜がちょっとあるので、慎重に。安全第一です。
と、この雪渓でライチョウげっと!今日はこの一羽だけでした。
8:30 九合目避難小屋。ここを過ぎたあたりからガスが出てきます。
山荘がガスに隠れちゃいそう。
8:50 王滝山頂山荘に到着です。ここで標高が2936m。ここにも神社があります。
ここまでで駐車場から2時間です。
さすがに標高が高くなってきているので疲れやすくなりますが、
無理をしないゆっくりペースで登っているので二人とも快調。
神社の向こうに山頂が見えます。ここから山頂までの登り坂が八丁ダルミです。
ここまでくれば、あと30分ほどです。一丁=約110mなので880mくらいあるってことですね。
くるくるモニュメントの前で記念撮影。(正確には「まごころの塔」) 後ろのガスの向こうに見えているのが御嶽山の山頂です。
なぜかサッカー日本代表のボンバーヘッド中沢のタオルを掲げている人がいますw
ちなみにこのIさんはFC東京サポです(笑)
それにしてもオシャレ山ガールや山男が多いのに、ぜんぜんお洒落じゃない二人(笑)
山頂がすぐそこです。
山頂の神社が見えました。あと少し!
最後の階段がきつい(笑)
9:23 御嶽山3063m登頂!!
百名山27座目です。駐車場から2時間半ちょっとです。
思ったよりさくっと登れちゃった感じです。
無事に登らせてもらえたことを感謝し、安全下山をお祈りします。
日本最高所の二の池が見えます。
青がすげーキレイ!
さぁあそこまでいこう!
って、思っていたら、物凄いスピードで霧が出て、完全に霧の中に。
雨が降りだしたら嫌なので、二の池はあきらめて下山します。
9:50 下山開始!
さっき写真を撮ったくるくるモニュメント。
背後の御嶽山は完全に見えなくなっています。
霧の中を下っていきます。
降りだして30分ほどで雨が降り出し、結局駐車場までずっと小雨でした。
我々の後に5組ほど登って行かれましたが、残念ながら眺望は難しかったのでは。。。。
やはり登山は朝一番の天候が安定している時間帯に登った方が良いと思う。
9:50 山頂
10:05 王滝山頂山荘
10:20 九合目避難小屋
11:00 八合目避難小屋
11:20 あかっぱげ
11:40 無事に下山。信仰の山にお礼のお参り。
石像の後ろに御嶽山があるんだけど、完全に雲の中。
11:53 無事に駐車場に到着。
登り2時間40分、下り2時間でした。
戻ってきたら駐車場に車が10台ほど。
この後、温泉に入って、270kmの道のりを帰ってきました。
今日の感想は遠い!(笑)
このくらい遠くなるなら、次回からは車中泊にしよう。
2014年9月27日の御嶽山噴火について
まさか御嶽山が噴火するなんて。というのが正直な感想で、こんな悲惨な災害になってしまったことがただただ悲しいです。
紅葉シーズン真っ盛りの晴れた土曜のお昼の噴火に「なぜそのタイミングなのか」という思いがとても強いです。「自然は恐ろしい」と言ってしまえばそうなんですが、この最悪のタイミングで起こった噴火に、やるせない気持ちになります。これが1カ月後の平日の深夜だったら...と考えずにはいられません。
今はただ被害にあわれた方々の一日でも早い回復と、お亡くなりになった方々の御冥福をただただ祈るばかりです。
いつか登山が再び出来るようになったら、まっさきに手を合わせに行きたいと思います。
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