南アルプスの山に登るたびに、そのかっこいい山容で目立つ甲斐駒ヶ岳。
また登りたいなぁ。でも黒戸尾根はもう絶対に登りたくないなぁ。っていつも思っていたので、今回は初めて北沢峠から日帰りピストンで登ってきました!
上記はざっくりとしたルートです。詳細な地図は下記の地図のご購入をお願いいたします。
地図:山と高原地図 北岳・甲斐駒 (登山地図 | マップル)
のんびりとスタート地点になる仙流荘にやってきました。
平日なのでガラガラかと思ったら、そこそこ車が停まっていました。
北沢峠まではマイカー規制なので、仙流荘からバスに乗って向かいます。
仙流荘の駐車場の場所をGoogleMAPで確認する
駐車場の料金は格安の200円なり。
入り口に登山届のポストがあるので、必ず記入してから入山をお願いします!
この日のバスの始発は平日なので8:05でした。
曜日や季節によって始発の時間が変わるので、事前にHPで確認してからお出かけください。
南アルプス林道バスのHPはこちら
この日は平日だけど4人。普段の平日登山部のY嬢とケンジ、さらに休日出勤の振替休日のMako。
バスに50分ほど揺られて北沢峠に到着しました。この日の始発バスに乗っていた登山客はバス2台、30人ほどでした。
先日の四国遠征で靴が浸水し「この靴クソだ!」って怒って現地で靴を捨てていたY嬢は、まさかのその次の靴も同じシリーズの最新版。Y嬢のノース愛、おそるべし。
この日の帰りのバスの最終は4時。それを過ぎると帰れないので、やべーな。。。って言いながら出発!
(注:土日や夏は始発のバスが早く出るので、時間にゆとりがあります)
天気予報的には「雲が多い」って言っていたけど、予報より良い天気の中をえっさえっさ登っていきました。
ちょいちょい標識や目印のテープがあるので、道迷いの心配は少ないと思います。
1時間ほど登ってくると後ろの仙丈ヶ岳が見えてきます。
1時間ちょいで樹林帯を抜けて稜線に出ます。
雲の向こうに鳳凰山のオベリスクも見えました。この日もチョコンとしてました。
甲斐駒ヶ岳の山頂も見えてきたぜー!って、そこそこ遠いな。
最初のチェックポイントの双児山に到着。ここで四合目らしい。
いったんやや降ってから、ぐわっと登ります。
右に仙丈ヶ岳と、左に見えるトンガリは北岳っぽい!
ちょっとずつ甲斐駒の山頂も近づいてきました。
フィルムカメラマンのケンジは、新しい中古カメラをこの日デビューさせて、色々とパシャパシャ撮っていました。
雲の隙間からオベリスク。
厳冬期にばかり行っている鳳凰山。そんなわけでまともに山頂にいけないことも多いので、たまには夏山シーズンに行ってもいいなぁ。
第二チェックポイントの駒津峰に到着。ここまでで北沢峠から2時間ほどです。
今回は上りは地図で点線の直登ルート、下りは通常ルートの巻道で降りてきます。
駒津峰からまた降りて、ぐわっとあの頂まで登っていきます。
このルートは、アップダウンがあるので、帰りに登り返しが辛かったです。
駒津峰をすぎたあたりから岩岩ゾーンになります。
分岐に到着。我々は直登ルートを登ります。
※直登ルートは地図では点線の難路です。初心者の方は巻道の方が良いと思います。
ご自身の責任と判断で、安全で楽しい登山をお願いします!
岩岩を登っていきます。鎖などの人工の補助は一切ありません。
高所恐怖症のケンジも慎重に進んでいます。
後ろには駒津峰からの稜線が見えます。
めっちゃ危ない!ってところはないんですが、岩登り箇所が思ったよりも長い。。。
岩岩を登っているとお花があちこちに咲いていました。
白いお花はキタダケソウ・・・なのかな。まだ時期的に早い気が。そもそもキタダケソウは甲斐駒でも咲くのかな。。。
ハクサンイチゲかな。。。。???
まぁなんにしろキレイな花がたくさん咲いていました。
30分くらいで岩岩ゾーンをやっと突破。山頂付近は白いざれ場で、これがまた登りにくい!
そして雲がなんとも不思議な感じでした。
鳳凰山の向こうにうっすらと富士山も見えてきました。
手前にあるのが摩利支天。
最後のざれ場を頑張って登ると、
やっとこさ山頂に到着ーーーー!もはや文字が消えて読めないけど(笑)
北沢峠から3時間20分ほどでした。
結構楽勝かと思っていましたが、思ったよりもしっかりと疲れました(笑)
雪渓や凍った部分は、一箇所もありませんでした。
お腹が空いたので、山頂で早速ビストロ開始!甲斐駒ヶ岳の山頂で大根をおろしだすわたくし。
今回のメニューは・・・
ジャーーーーン、流水うどんで作った「ぶっかけうどん」です。
うどんの上に、大根おろし、シーチキン、きゅうり、カイワレ、大葉、そして紀州から届いた夏にぴったりの梅干し!
隠し味にゴマをふりかけていただきました。
このうどんは、正直、今まででトップ3に入るくらい大成功でした!半端なく美味しかったです。簡単だし超おすすめ!
梅干しの塩分でうまさが5倍になりました。
次は山頂で豚肉をしゃぶしゃぶして、豚しゃぶうどんとかも良さそう。
満腹になって、山頂に人がいなくなったら全員で記念撮影!
今回は初めてタンクトップできましたが、わんぱくオヤジみたいだし、肩が日焼けで死にましたので、山には不向きでした(笑)
貸切の山頂で喜ぶY嬢とわらじの神社。
お天気も最後までよかったし、無事に登れたし、山の神様、今回もありがとうございました!
バスに乗り遅れたらまずいので、さささっと下山開始!ちょっとめんどかったので、摩利支天には寄らずに下山しちゃいました(笑) まりちゃん、また今度ね!
下りのルート上にある危険マークのところは、あんましどこかわからないまま通過。
駒津峰と双児山のところで登り返しがあるので、ヒーヒー言いながら頑張って登りました。
16時が最終のバスでしたが、15:15に無事に北沢峠に戻ってきました。あー、よかった。早々に「疲れました」と言っていたケンジが時間内に戻ってこれて一番嬉しそうでした(笑)
のんびりと山小屋で買い物をしたり、炭酸を飲んでバスを待ちました。
北沢峠こもれび山荘(旧長衛荘)で買ったハンカチ。可愛らしいデザインだったので即購入してきました。これの仙丈ヶ岳バージョンもありました。これから行かれる方は要チェックです!
今回は初めての北沢峠からの甲斐駒ヶ岳でしたが、感想は、黒戸尾根に比べたら全然楽だけど、それでもしっかりと疲れる!です(笑) 僕らはバスの時間もあって、ちょっと頑張らなきゃでしたが、バスがもっと早く出る日ならゆっくりと歩けると思います。
仙丈ヶ岳の方が登り返しもないし小屋もあるしで、正直甲斐駒より好きだったな。次来るとしたら、甲斐駒ヶ岳じゃなくて仙丈ヶ岳だと思います(笑)
【今回の主な登場装備】
Y嬢のmacpacザック / 私のグリーンサングラス / 私のスポルティバの靴 / Y嬢のおニューの靴 / Y嬢のキャップ / 私の黒いサンバイザー / わんぱくオヤジタンクトップ / モデル違いあり
撮影:カメラ Nikon D500 レンズ:16mm-80mm 例外あり