春の里山で富士山を見よう!矢倉岳の巻。
ラブピンクです。日曜日に南足柄市の矢倉岳に行ってきました。
標高は870mです。
今回は楽しみに計画していた「きっちょむガールズ」登山です。
メンバーは、Y嬢、I嬢(女子力高めの登攀長I)、ラブピンクの3人。
春なのでザックに桜をつけた浮かれ春山モードです。
でもね、実際に満開だったのは桜ではなく梅と杉…
花粉症だけど登山が大好きです(=´∀`)人(´∀`=)
小田急線新松田駅から箱根登山バスにのって、終点の地蔵堂まで40分くらいです。
手前の矢倉沢バス停から登って、こちらの地蔵堂バス停に降りてくるのが一般的ですが、それだと山頂まで1時間ちょい。
今日は山頂でビストロする予定なので、お腹をすかせるべく少し時間のかかる地蔵堂から登ることにしました。
バスを降りたらまず、登山口とは反対方向の夕日の滝を見に行きます。
途中には金太郎の遊石や金太郎の顔はめパネルがあってワイワイ楽しい道のりです。
民家の脇に剥きたてのイノシシファミリーと思われる毛皮が干してあったり(笑)
金時山へ伸びる登山口もありました。
Y嬢は乙女峠〜金時山〜夕日の滝で登ったことがあるそうで、わたしもやってみたいコースです。
金太郎は実在の人物なので、物語の終わり方が鬼退治とか小判とかじゃなくて「立派な武将になりました。」っていう事実。
え、金太郎の歌って2番もあったの!?(笑)
森の中に祠があって、夕日の滝が登場します。
めいめい滝を楽しむわたしたち。
映りきってないけどこの2倍の落差があっでっかい迫力あります!
滝壺すぐそばまで行けるので、ギリギリまで寄ってマイナスイオンを水しぶきをばんばん浴びてきました。夏ならもっと近づけるかも!
マイナスイオンをまとって矢倉岳に向かいます。左正面の山が矢倉岳です。
独立峰のようにぽこっとおにぎりの形をしているので、バスに乗ってる間もすぐにそれとわかります。
金時山と矢倉岳の間にある足柄峠をこえる旅人を見張る櫓 (やぐら)のような山容から、矢倉岳と名付けられたそうです。ウィキペディアより。
山頂には実際に櫓もあるみたい。
梅畑の間を抜けていく登山口は、真っ白な梅の花が満開でした。
少し風があったのでほのかな甘酸っぱいいい香り。
地図に載ってる万葉ファミリーコースで山頂に向かいます。
登山道に入ってすぐ、沢を渡るのですが、ハイカットの登山靴でもギリギリな深さ(笑)
点々と飛び石はあるけど水の中なので滑らないようにしましょう。
箱根っぽい笹薮を抜けると、樹林帯をひたすら登ります。
少しづつ太陽が出てくると、木の上に積もった雪が溶けてランダムに襲いかかってきます。まるでみぞれに降られている感覚でした。
そして花粉症でくしゃみが止まらないY嬢とわたし(涙)
I嬢は花粉症ではないので、快適そうでした。いいなー!!!
ちょっと開けたところから金時山が見えました。
山頂だけ雲を被っています。
登山隊メンバーのMakoが初めて参加してくれたのが、1年前ちょい前の金時山イベントでした。
まだ1年しか経っていないのか!
2015年が濃いので3年ぐらい前な気がします。
山伏平まできたらあと20分です。
「平」ってあるから広場かと思ったら、看板が立ってるだけの分岐でした。
トレース以外の地面は雪が溶けずに真っ白。
山頂直前の、丸太階段きたー!
じわじわと足にきますよね。
雪は残っているけれど、ここまで凍結箇所はありません。
むしろ溶けて土がドロドロで滑らないように歩きました。
予定よりうんと早く山頂につけました。
矢倉岳、という名前なので、櫓が、、あれ?
櫓が無いーーーーー!?
おそらく、この後ろの木片が櫓跡と思われます。
山頂の所々に木片だけ転がっていました(笑)
この標識の前には小さな祠がありました。
見えるか不安だった富士山はどっしり雲海の上に浮かんでいます。
真っ白な富士山は本当にカッコいいです。
ちょうどお腹も空いてきたので、楽しみにしていたガールズビストロの始まり〜(=´∀`)人(´∀`=)
Y嬢が春キャベツのラタトゥイユ(チーズ入り)を振舞ってくれました!
「いい匂い!いい匂い!ヒーハー!」と騒いでいたら、「ビストロきっちょむの方ですか?」と3人組のお兄さんに 声をかけていただきました。お兄さんたちはすき焼きをされていて、熱々をおすそ分けいただきました。ありがとうございます!
米農家の孫のラブピンクはおにぎり担当です。
桜海老のおにぎりに塩漬け桜のせたのと、
卵で包んだ菜の花のおにぎり。
あと大好きなアスパラ!
I嬢手作りの苺大福(=´∀`)人(´∀`=)
桜あんなのでほんのりピンクが透けてる〜♪
お餅がやわやわ柔らかででっかいイチゴ入っていて美味しく春をいただきました〜♪
すっかり山頂に人がいなくなったけどバスの時間を調整するため、凧揚げしました。
このころ台湾で珍道中をしていたケンジさんがプレゼントしてくれた「マイクロカイト」 という手のひらサイズ!
微風だったからか、身長より高く上がらなかった(笑)
登ってると速乾長袖だけでも大丈夫だったのですが、止まるとやっぱり寒くてフリースやダウンを着て手袋もしまし た。
こちら側の道は結構急な斜面を降りていきます。綺麗に整備されて、階段も所々あります。
雪がなくなってきたころ街が見えてきました。
なかなかの高度感!きもちいー
花粉で霞んでいるけど、海の方まで見えました。
途中からコンクリートの道になって、イノシシ除け柵をくぐって里まで降りてくると、山頂とは違って色とりどりの春の花が咲いています。
分岐のところに見上げるほど大きな椿の木がありました。
今年は春一番で海が荒れたせいで大島の椿まつり〜三原山登山が延期になりました。
来期にリベンジだっ
菜の花畑のそばには、つくしがニョキニョキ(=´∀`) 人(´∀`=)
つくしって見つけると嬉しくなっちゃいます。
ほかにもオオイヌノフグリ、ハナニラ、ナズナ、などなどが満開でした。
春の野花は小さいけど群生するから、ところが青だったり紫だったり、地面がパッチワークのように愛らしくなります。
矢倉沢バス停から帰ります。
地蔵堂から帰ってくる人で混み合っていました。
最後に。
「それでも山に来るラブピンクはすごいと思うよ」
くしゃみ鼻水が止まらないわたしにI嬢が言ってくれまし た。
一か月前から日程を決めて、どこにしよう、何作ろう、何着ていく?ってワクワクしながら、今回の登山を計画しました。
いつもの登山とは違って、あれも持とうこれも持とうとピクニック気分の余裕がもてるのも里山のいいところだと思います。
矢倉岳は夏になると山頂が青々とした芝生になるので、またお弁当とレジャーシート持って、ごろーんと寝ころがりに行きたいな。
矢倉沢バス停 新松田駅行き