登山部の老若男女メンバーで尾瀬の燧ケ岳に行きます。
尾瀬は3年前の2011年に訪れて、僕の登山の原点となった場所です。その時は登るなんて考えもしなかった燧ケ岳を目指します。
上記はざっくりとした地図なので、必ず下記の地図をご購入ください。
地図:昭文社「山と高原地図14 尾瀬 燧ヶ岳・至仏山」
行くまでまったく知らなかったのですが、見晴新道は去年の台風でルートが崩落し通れません。
なので、燧ケ岳に行くには尾瀬沼から北上するルートでいくことになります。
(※僕が持っている尾瀬の地図は2013年版・・・)
マイカー規制が行われているので、尾瀬戸倉の駐車場に車を止めてバスorタクシーで鳩待峠まで行きます。
バス料金は片道900円、駐車料金は一日1000円です。土日はバンバンバスや乗合タクシーが出ているので、バスの時間を気にする必要はないと思います。
乗合タクシーに揺られること25分ほどで鳩待峠に到着です。
登山者よりもハイキングの人たちの方が多いです。
お手洗いを済ませて出発です。尾瀬のトイレはむちゃくちゃきれいで下界とまったく変わりません(山小屋を含む)。
まずは山の鼻を目指して、鳩待峠からずんずんと下っていきます。
尾瀬は木道が多いですが、雨でぬれている木道は本当に滑るので注意してください。今回ぼくらも散々滑って転びました。
もう夏の終わりの8月末ですが、まだチラホラと花は咲いていました。
鳩待峠からのんびり70分ほどで山の鼻に到着です。前回登った至仏山が良く見えます。
この日の気温は19度。日差しがあれば半袖で気持ちのいい気候です。
湿原をあるいて正面に見える燧ケ岳へ。
振り返ると至仏山。
もうピークは過ぎていると思いますが、まだチラホラと花があります。
でももう減っていく一方のような気がするので、尾瀬に来るのはもう少し早い時期の方が植物は楽しめると思います。
しかし、この湿原が広く、燧ケ岳が遠い(笑)!
今回お世話になる山小屋は燧ケ岳の麓です。
山の鼻からのんびり遠回りをしながら、3時間ほどで今回お世話になる山小屋「尾瀬小屋」に到着!広いしキレイだし親切だしお風呂があるし最高でした!でも携帯は圏外です。
メンバーと共に山小屋でのんびり。
明日は深夜に山小屋を出発し、尾瀬沼の麓まで移動し、夜明けまえに燧ケ岳まで登ります!行ったことがないルート&夜なので、尾瀬と言えども無理せず安全第一で行きます。
深夜1時行動開始!まずは池沼平まで行って、そこから山登りスタートです。
星空が見えたり雨が降ったりとめまぐるしく天候が変わっていますが、晴れることを期待して燧ケ岳に向かいます。
本来なら見晴新道から登れるのですが、台風で道が崩落したため通行不可です。遠回りして尾瀬沼のほうから登ります。
大きな動物が横切る音にビビりながら木道をヘッドライトで進むこと90分ほど、もうすぐ尾瀬沼というあたりでものすごい雨。
あまりの雨の量に木の下でエマージェンシーシートを広げ屋根にして雨宿りしますが、まったく雨量が衰えず。。。
大雨の中(直後に)、暗闇&未体験ルートを進むのは安全ではないと判断し、残念ながら燧ケ岳は断念し、山小屋に戻ることにしました。
山小屋は8時チェックアウトなのでまだ部屋で着替えることもできます。
残念ながら4時半ごろに山小屋に戻ってきました。
山小屋で着替えて、地図を広げてプランを再考。帰りの都合やメンバー全員の体力は考慮し、燧ケ岳は断念し、天気が良ければ帰り道の方面の至仏山に登ることにしました。
5:40 出発しようと外に出ると、むっちゃいい天気(笑) なんだよーって気分でしたが、湿原の向こうに至仏山がきれいに見えます。
山小屋を出て振り向くと、燧ケ岳も完全に晴れてるし(笑)!!あの大雨が嘘のようです。
しかし燧ケ岳に未練タラタラですが、至仏山にいくと決めたので、至仏山を目指します。にしても湿原が広すぎて遠い。。。
昨日の最初の方はみんな喜んでいましたが、もはや飽きて「遠い!」と文句を言いだし始末です(笑)
振り向くときれいな朝日が燧ケ岳の向こうから上がってきます。くそー!
頑張って告白したのに俺を振った女が、すげーかわいい顔でgoodbyeと言っています(妄想)
次は大清水からテント担いで入って長蔵小屋のところに泊って燧ケ岳に行きます!
すこし行くともう燧ケ岳を雲の中。
山小屋から2時間ほどあるいて、やっと至仏山の登山道入り口に。
深夜から行動してるので、すでにもうけっこう疲れて眠いです(笑)
こっちも大雨が降ったのか、道が完全に川になっています。ここも木道でスベリまくりなので注意してください。
岩の割れ目から咲く花。
樹林帯を抜けると蛇紋岩の岩場ソーンです。蛇紋岩もすべるので、ここでも注意が必要です。尾瀬は滑りやすい道ばかりです(笑)
はるか遠くに燧ケ岳が見えます。あんな所から歩きてきたんだなぁ。
もうすぐ山頂でしょ!っと思っても、山頂はまだまだ先です。。。
コースタイムで3時間ほどですが、なんだかすごく遠く感じます(笑)
山頂付近まできたらガスってきます。
登山口から3時間ほどでやっと山頂に到着しました。山頂は大賑わいでした。
今回は燧ケ岳を目指しましたが結果的に至仏山になりました。
僕の登山原点の燧ケ岳はなかなか登らせてくれません。けど恋愛と一緒で簡単に行かないほうが燃えるので好きです(笑)
次回は来年の7月ごろにテントを背負って大清水から燧ケ岳に再チャレンジしたいと思います!