S兄とラブピンク、Makoの4人で剱岳に行こうという計画でしたが、天気が悪いために、急遽身近でおなじみの南アルプスの鳳凰山にテントを担いで行ってきました。
Makoとラブピンクは今回がはじめてのテント泊でした。
個人的には先週北岳/間ノ岳に登ったので、2週連続の南アルプスとなりました。
地図:昭文社「山と高原地図 北岳・甲斐駒 2015」
青木鉱泉に車を停めてドンドコ沢を登ります。途中で何個も滝があるルートです。
青木鉱泉の駐車場の場所をGoogleMAPで確認する
鳳凰小屋が標高2400mくらいなので、青木鉱泉(1090m)から鳳凰小屋まで1300m登ります。鳳凰小屋から最高峰の観音岳(2840m)までは、登り400mなので、トータル1700m以上登ります。
そこそこ登り応えのあるルートです。
朝の6時半に青木鉱泉に到着。すでに駐車場は超満員!
なんとかスペースを見つけて停めることができました。駐車場代は750円/日です。
ここで登山計画書を提出して出発!
最初の2時間ほどは穏やかな登りが続きます。
今回はテントなどの共同装備は全員でシェアしていて、全員ザックの重さは12kg前後。
数回しかこんなに重いザックを背負ったことがないラブピンクは無事に上までいけるかな。。。
コースタイムよりやや速いペースで南精進滝に到着。けっこう大きな滝で迫力があります。
南精進滝から先が本格的な登り区間です。ここからが頑張りどころ!
五色滝まできました。五色滝は滝壷まで降りることができます。
ヘロヘロだったくせに、こういうときは目立とうとするラブピンク・・・
滝壺で水がものすごく飛んできて、汗だくの体がリフレッシュ!
五色滝までくれば、残りは1時間なので、もうすぐです。
青木鉱泉の駐車場から5時間で鳳凰小屋に到着。
テントは1人800円です。
到着直前からまさかの雨!あわててテントを張って着替えたりしていると・・・
数時間後には超満員(笑) ぎっしり!
後から来た人はテントが張れずに、山小屋に素泊まりになってました。
雨が降ったり止んだりなので、テントの中でグデグデとすごしました。
翌朝、2:45に起床し、地蔵岳を目指します。
テントはそのままで軽装で行きます。
暗闇の中をヘッドライトで進みます。
写真は地蔵岳直前の鬼の登り箇所。
地蔵岳のオベリスクがうっすらと見えてきました。
地蔵岳に到着。
朝日が見える場所に移動して、朝日が昇るのを待ちます。風が強くてかなり寒いです。ダウンや防寒着を着ないとつらいです。
かわい子ぶったポーズをしてるラブピンク。
雲で朝日があんまり見えませんでしたが、逆に雲が燃えて良い感じに!
先週登った北岳/間ノ岳は雲の中。丁度3000mより上に雲がかかっていました。その雲に朝日が当たって、不思議な感じに。
ギニュー特選隊のポーズというので、山頂で画像検索してポーズ!(※わたしは太った変なやつのポーズ)
って、みんなやってないんかい(笑)!
朝日を堪能したら、鳳凰三山の最高峰、観音岳(中央)へ!
遠くの山々がきれい。ここでも目立ちたがるラブピンク。
「なぜそんなに目立ちたがり屋なの?」と聞くと「関西人だから!」と答える和歌山県民。
・・・・・和歌山は近畿です。(by 神戸出身Y嬢)
朝日が雲と雲海の間で輝いています。
北岳がすごくキレイ。北岳と関西人近畿人のラブピンク。
地蔵岳からけっこう来ました。余裕そうなMakoとしんどそうなラブピンク。
観音岳の山頂付近まで来ると富士山が見えます。雲がなかなかいい!
上の雲の隙間から刺した光が、下の雲に当たって、なんか幻想的な感じです。
最高峰の観音岳に到着!
目立とうとするラブピンクを見つめるMako。
富士山の手前が薬師岳ですが、昨日重い荷物を頑張って背負いあげたラブピンクの下りも考慮し、今回はここまで。
薬師岳はまた次回。
当サイトのロゴシルエット風のMako。
その後、鳳凰小屋まで登り、テントを撤収し、のんびりと五色滝でふざけたりしながら下山しました。
青木鉱泉からのルートは滝があって見所があっていいですが、合計で登り1700m以上あるので、ご自身の体力と相談して登るようにしてください。テントを担ぐのがつらければ、荷物が軽くてすむ山小屋泊なら比較的楽だと思います。
鳳凰山の天気 ←風速も分かります!