2013年に一度登っている南アルプスの仙丈ヶ岳。
その時は完全にガスっていてなんにも眺望がなかったので、今度こそは!と、リベンジ登山に行ってきました。
上記はざっくりとした地図なので、必ず下記をご購入&ご持参ください。
地図:山と高原地図 北岳・甲斐駒 2016
初日は北沢峠までバスで行って、テントを張るだけなので、午前7時過ぎに都内で集合し、のんびりと仙流荘まで来ました。
この区間はマイカー規制のため、仙流荘からバスでいきます。
乗合タクシーはない上に、バスの本数は少ないので、事前にバスの時間を確認してお出かけください。
12時10分のバスに乗って北沢峠に向かいます。登山届は仙流荘で書いてから入山しましょう!
仙流荘の駐車場の場所をgoogle MAPで確認する
仙流荘からのバスの時刻表
バスの料金は仙流荘〜北沢峠の往復で2680円です。
チケットを買ったら表の椅子に番号が振ってあるので、そこでバスを待ちます。
1で待っている私と、今回初参戦の新隊員の山ガール「とんちゃん」。
今回はとんちゃんと登攀長Iの三人で行ってきました。
登攀長Iもとんちゃんも88年生まれ。ラブピンクもMakoも瑞牆山から参加してるピーチホワイトも88年生まれ。
別に狙っているわけではないのに、88年生まればかりが集まる不思議(笑)
仙流荘から50分ほどで北沢峠に到着。
仙丈ヶ岳の稜線に出るまで、この辺りは圏外で携帯電話は一切使えません。(ドコモも)
たまにはこんな時間もいいですねぇ。
バスが止まる木漏れ日山荘前に綺麗な花が咲いていました。
なんて花か3回くらい名前を聞いたんですが、完全に忘れてしまいました(笑)
北沢峠から10分くらい歩くと、テントを張る長衛小屋に着きます。
この日はたまたまお祭りをしていました。
数年前にたった建物で、とても綺麗!
中でテント泊の受付をします。一人一泊500円なり。おでんとかあったんですが、この日はお祭りのため、買うことができず。
長衛小屋の横にテント場があります。結構大きいスペースなので100張以上はできそうでした。長衛小屋の横のトイレと水場が使えます。
14時。お昼ご飯のビストロ開始!
と言ってもお腹が空きすぎているので、お昼はすぐに食べられる私の大好きなポンパドールのチーズフランスパン。これを網で焼いて食べました。ポンパドールサイコー!
北沢峠でバスを降りてテント場まで10分しか歩かないので、どでかいガスを持ってきました。
仙丈ヶ岳へはアタックザックで登ります。
このユニフレームの網
は、パンだけじゃなくてお餅や肉も焼けるので重宝します。軽いのでいつも山やキャンプに持ってきます。
お昼ご飯を食べて満足し、あとで散歩しよう!と言ったくせに、テントに入るとすぐに寝てしまいました(笑)
18時前に起床。起きたらすぐにディナー、食べてばっかり(笑)
今回のメインディッシュはとんかつ!
もちろん揚げたわけではなくて、調理済みのを買ってきただけです。
前日の仕事の帰りに「まい泉」でとんかつを買って、それに持ってきた「矢場とん」の味噌ダレで食べるという名古屋スタイルだがにゃ。
メスティンラージでお米を合炊いて、お米と矢場とん風とんかつで、お腹が破裂するほど満腹になりました。
テントを張ったあとに雨が降り出して、結構本降りだったので、長衛小屋の軒先のベンチでビストロしました。
あまりに満腹すぎるので、テント場から木漏れ日山荘まで散歩して、木漏れ日山荘の中でのんびりしたりして、初日は終了。
さっき寝たのに、20時過ぎには寝てしまいました・・・。
2日目午前3時に起床。日の出前に登り出しちゃおう作戦です。
結構この時間に起きている人が多かったです。
登攀長が自宅で挽いてきたコーヒを入れてくれたので、淹れたてコーヒをいただきながら、昨日の残りのとんかつを食べました。朝からヘビー(笑)
辺りを照らすのは、僕が持ってきたでっかいキャンプ用のLEDランタン。
登攀長Iの横開きのそのテント何?って問い合わせをいただいたので、リンクを貼っておきますので、この夏テントデビューをお考えの方は参考にしていただけたら嬉しいです。
プロモンテ(1人用) VL15
「吊り下げ式なので一人でも設営しやすいです!」(登攀長I)
昨日の雨が嘘のように綺麗な月が出ていました。
山小屋に書いてあった天気予報によると晴れのち曇りらしいので、眺望に期待しながら出発!
背負ってきた60+20Lのザックはお留守番で、上にはアタックザックでいきます。
アタックザックは背中のクッションがないので、ペットボトルとか服とかを突っ込むとゴツゴツして背中が痛くなります。
そんな時はサーマレストなどの小さいマット
を背中に入れると、背負いごこちが飛躍的に向上しますので是非。
登りだして1時間ほどの4:45。
甲斐駒ヶ岳の方から朝日が昇ってきました。
でも樹林帯の中&雲が多いので、すぐに太陽は隠れてしまいました。
登りだして1時間半ほどで五合目の大滝頭に到着。
厚い雲が垂れ込めています。甲斐駒ヶ岳の上の方は雲の中。
仙丈ヶ岳の標高は甲斐駒ヶ岳より高いので、山頂は雲を突き抜けていてくれー!っと願いながら登っていました。
稜線に出ると思いっきりガスの中。
10m以上の風が吹いているので、結構寒いです。手袋をしたほうがいいレベルです。
「とんちゃん、写真を撮る時のポーズは、手をこうやって・・・」
セーラームーン!
高度を上げてもガスの中でほとんど眺望がありません。
風が強くて寒い!
とんかつやフランスパンは持ってきたのに、油断仕切っていて手袋を持ってこなかった私はズボンのポッケに手を突っ込んで登りました。良い子はマネしちゃダメだよ。
下界の暑さが嘘のようです。
小仙丈ヶ岳に到着。
小仙丈ヶ岳からちょっと登ったり下ったりを繰り返します。
眺望があれば富士山や北岳も見れて、めっちゃいい景色なんだろうなぁ。
雲の切れ目に本当にちょっとだけ眺望が見えます。
ものすごいチラリズム!!
八合目と88年コンビ。
山頂が近づくとガスの濃度も上昇!何も見えねー(笑)!
テント場から3時間半ほどで、仙丈ヶ岳の山頂に到着。
ガスってて何にも見えないので、氣志團のナーナーナナナーナナナーナナナーをして、憂さ晴らししました。
今回初参加のとんちゃんは初アルプスで初の3000m峰と初尽くしでした。
強風と濃霧で、過酷な初プスになっちゃったな。。。(笑)
山頂で写真を撮ったら寒すぎるので早々に仙丈小屋の方に下山しました。
途中に水に濡れて透明の花が!
おおおおおおお、これは噂のサンカヨウだ!!!!!と一人で大興奮しました。
嬉しくてインスタグラムにあげたら、それを見たメンバーから「それはサンカヨウじゃなくて、ハクサンイチゲですよ」と指摘を連続で受けました。
テンションガタ落ちだよ!(笑)
山頂から15分ほど下ると仙丈小屋があります。表の温度計を見たら2℃でした。寒いわけだ。
仙丈小屋でコーヒーをいただいて体を温めました。気さくなご主人なので、是非立ち寄ってみてください。
仙丈小屋を後にして下山開始。
前日の長衛祭の関係者の方々と思われる大集団が登ってきたりして、天気は微妙でしたが、結構登山者は多かったです。
四葉のクローバを探しながらのんびり下山。
テントを撤収したら、長衛小屋の前で3人で記念撮影。とんちゃんは35Lのザックにテントや寝袋が入っています。
私と登攀長Iは60Lのザックにビストログッズ満載(笑)
テントデビューの人は無理して大きいザックを買わなくても、頑張れば35とか40Lでテント泊に来れますよ。
追記:とんちゃんのテントはなんですか?ってコメントも頂いたのでリンクを貼っておきます。
マウンテンハードウェア スーパーメガ UL1
「ちなみにスーパーメガは旧型で、今はゴーストUL1という軽量タイプも出ています」(とんちゃん)
帰りのバスが13時だったので、のんびりとバス停前の木漏れ日山荘で買い物をしてまったりしていました。
ここのベリーマーフィンをいただいたら美味でした。お腹が空いていたのでペロリと完食。
バスの本数が少ないので、帰りのバスの時間も考慮して登るようにしてください。
※バス停に28人集まったら臨時便が出るとのこと。
前回の眺望なし小雨登山のリベンジを果たすつもりだったんですが、今回も前回同様の濃霧で全く眺望がありませんでした。。。
ここまでくるとヤケなので、三たび仙丈ヶ岳にくることを心に誓いました。
今度は仙丈小屋に泊まってのんびり山頂で朝日を見るスケジュールでこようと思います。
仙丈ヶ岳は3000m峰ですが、難易度は高くないので、初心者の方でも登ることができると思います。
バスの兼ね合いもあるので、脚力に自信のない方は一泊で早朝から登り出すのがいいと思います。
長衛小屋にテントを張って、甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳両方で登る人も多いですね。僕は甲斐駒ヶ岳は黒戸尾根からしか登ったことがないので、こっちからも登ってみたいな。
余談ですが、最近は毎回のように山で「ビストロきっちょむ登山隊ですか!?」って声をかけてもらうのですが、今回は3人に声をかけてもらって過去最多となりました。
そんなに私の顔って特徴的なのかな。。。
せっかくなので、今度から忘れなければステッカーか何かお渡しするので、是非声をかけてください。
3年前から見てます、って言って頂けたりして、本当に感謝です!
今回も楽曲を使ったので広告が入りますがご了承下さい。