南アルプスの女王「仙丈ヶ岳」を、梅雨の晴れ間を見つけて日帰りで登ってきました。
仙丈ヶ岳は過去に2回来ているのですが、どちらも雨と曇りで眺望が全くなかったので、今回こそ眺望に期待して行って来ました。
上記はざっくりとしたルートです。詳細な地図は下記の地図のご購入をお願いいたします。
地図:山と高原地図 北岳・甲斐駒 2016
仙丈ヶ岳のエントリーとなる北沢峠まではマイカー規制のため、バスでの入山となります。
平日の始発のバスが8時5分のため、7時すぎにバスが出る「仙流荘」に到着。甲斐駒ヶ岳にも北沢峠から登れるので、その両方の人がここに来ます。そのためか平日なのに結構車が止まっていました。
仙流荘の駐車場の場所をgoogle MAPで確認する
駐車場代は200円です。
仙流荘から北沢峠までのバス代は往復2680円です。
仙流荘からのバスの時間は曜日や時期で変わるので、必ず下記でご確認ください。
仙流荘からのバスの時刻表
4/25-5/14は途中の歌宿までの運行とのこと。歌宿から北沢峠までは徒歩1.5-2時間かかりますと張り紙がありましたのでご注意ください。年によって日にちが変わるかもなので、事前に上記サイトからチェックをお願いします。
バスに乗る前に必ず登山届のご記入をお願いします!
バスに50分ほど揺られて北沢峠に到着!
この辺りは携帯の電波は圏外です。
この日は珍しく平日に休みだったMakoと二人です。8:50にゅうザーン!
最初はひたすら樹林帯をモリモリと進んでいきます。
振り向くと木々の隙間から甲斐駒ヶ岳の勇姿が!完全にいかつい!
このルートは山頂まで「○合目」の看板があるので、とてもわかりやすいです。
樹林帯をアチーアチーと汗をかきながら、1時間ほどで五合目まで登って来ました。
風もなく暑くて汗だくです。ここで夏の定番きゅうりの浅漬けを食べて塩分補給をしていたら、うら若き女性とナイスガイのカップルから「いつも見てます」と声をかけていただきました。
見ていただいているお礼にきゅうりの浅漬けを差し上げました(笑)
五合目をすぎると残雪がちらほら。結構ズボズボでちょいちょい踏み抜きました。
振り向けば甲斐駒ヶ岳。
お、樹林帯を抜けたっぽいぞ。。。
ドーーーーーン!!
ついに晴れの仙丈ヶ岳来たーーーーー!
3回目にして初めて晴れの仙丈ヶ岳です。
Makoを探せレベル4。
甲斐駒ヶ岳が完全にかっこいい!
ハイマツが絨毯みたいで綺麗でした
そして雷鳥現る!
かなり人馴れしているのか、僕らのことは完全に無視状態(笑)
飛び立つ姿を撮りたくて結構待ったのですが、めちゃくちゃのんびりしているので諦めました。
ちょいちょいズボズボ雪渓がありますが、チェーンスパイクは使用しませんでした。
今回は前回の大天井岳でピッケルがなくて悔やんだ反省を生かし、ピッケルだけお守りで持って来ました。3000m峰だし。
何度も振り向いて甲斐駒ヶ岳を堪能しました。
もう登りたくないと思っていた甲斐駒ヶ岳ですが、北沢峠からは登ったことがないので、北沢峠から登りたいなと思いました。
小仙丈ヶ岳まで来たぜー!
小仙丈ヶ岳から見た仙丈ヶ岳。ちょっと向こう側は雲が多いのが残念だけど、綺麗な稜線でした。
富士山が見えました。けど、うっっっす!!!(笑)
ズボズボ雪渓を何度も踏み抜くMako。
Makoが通っても踏み抜かなかったところを通って行くわたくし。
中央奥は鳳凰三山。ちっこく地蔵岳のオベリスクが見えます。
仙丈ヶ岳もちょいちょい花が咲いていました。
個人的には、この白というかクリーム色というか、薄い緑というか、の花が結構好きでした。
甲斐駒ヶ岳と、中央奥はうっすら版八ヶ岳。
仙丈小屋への分岐まで来ました。ここまで来たらあと少し!
下には仙丈小屋が見えます。過去2回は完全にガスってて何にも見えなかったので、小屋があんなに近くにあるなんて知らなかった(笑)
あー、しんどい!っと言っているMako。
「太ったんじゃね!? 」「いえ、太ってはないです。」「いや太ったでしょ!? 」「いえ、体重は変わっていないはずです、測ってないけど。」と言い張っていました(笑)
山頂まであと少しだ!
先を歩いていた前述のカップルのお二人が山頂で記念撮影をしているのが見えたので、小さく映り込もうとしているわたくし。
12:05 北沢峠から3時間ちょっとで無事に仙丈ヶ岳山頂に到着!今年2座目の3000峰ー!
今回のビストロは暑いからそうめん!!茹でるの大変だし、茹で汁持ち帰るの重いから「流水麺」です。中央上部はmakoが作った「タイカレー汁」。缶詰タイカレー&豆乳らしい。
「いや、これ絶対なしでしょ!」「いやいや、超美味いいじゃないですか!」っと二人で論争になったので、山頂にいたみなさんに食べてもらいました(笑) そしたらみなさん「あり!」と言ってました。。本当かな。。。
ただしそうめんの問題点としては、腹持ちが悪いってこと!結構致命的(笑)
降りだしたら早々にお腹が空きました(笑) 次はおかずも作ります。
おんなじようなペースで登って来た女性からは「すごい!本格的ですね!」と褒められてしまった!
スプーンやフォークはあるのに「お箸」を持っていない人が多いですが、アウトドアのお箸はマストバイです。脱コンビニの割り箸!!割り箸はエコじゃないし。
ビストロで満足したらのんびり下山開始。「本格的ですね!」と褒めてくれた女性の写真を撮ってあげて、帰りのバスでデーター渡しますね!と約束して別れる。僕らはのんびり仙丈小屋に寄り道していきます。
稜線をいく前述のカップルのお二人。山頂で写真撮るとき、1、2、3、ダーっ!ってさせてすいませんでした(笑)
こ、これはー!初めて見たぜ、このレベル。。。もはや怪文。
山頂からの景色も見れたし、3回も来たから、もう当分仙丈ヶ岳には来ないだろう(笑)と、仙丈小屋で私はバンダナを、Makoはバッチ(洒落たやつ)を買いました。
この洒落たバッチは仙丈小屋では800円でしたが、北沢峠の小屋では1000円でした。下の方が高いという謎(笑)
山小屋のお父さんと話をしていたら、「一番の撮影スポットで写真撮ってあげるよ!」と、撮っていただいたのがこの一枚。ここから見る仙丈ヶ岳が一番いいんだよ!とおっしゃっていました。
下りも思いっきり踏み抜きまくり。これから仙丈ヶ岳に行くって方はストックがあると役立つと思います。
帰りのバスは、15時と16時。早々に、微妙なタイミングそうだなぁ、と思っていたんですが、帰り道で急いで怪我したくないので、普通に降りて来たら北沢峠についたのは15時10分。
15時のバスに10分間に合わずでした。って、先に歩いていた写真を撮ってあげた女性がいない!どうやら15時のバスに乗れたんだなぁ、って写真渡せないじゃん。もしこれ見てくれたら連絡ください。なかなかいい感じで撮れましたよ!