北アルプス初挑戦というKさんと一緒に、北アルプス入門にはもってこいの燕岳(つばくろだけ)に日帰りでいく。
燕岳は百名山じゃないけど、その山容は本当にきれいです。
上記はざっくりとしたルートです。詳細な地図は下記の地図のご購入をお願いいたします。
地図:昭文社「山と高原地図37 槍ヶ岳・穂高岳 上高地」
中房温泉から合戦小屋、燕山荘をぬけて燕岳まで行く、もっともポピュラーのルートで行きます。
個人的には燕岳(2012年)、大天井岳(2013年)と3年連続です。
初めての北アルプスは燕岳でした。もうすこし雪が減れば初心者の方でも余裕を持って日帰りで行くことができると思います。
標高差は1300mほどなので、日ごろ運動をしていない方はちょっと疲れるかもしれません。
6:20 駐車場に到着。第一駐車場は既に満車だったので、第二駐車場にとめましたが、こっちもほぼ満車でした。
この日は日曜日なので、土日で泊まりの方が多く、駐車場は大盛況でした。ちなみに第三駐車場まであった気がします。
駐車場から1kmほど車道を歩いて、中房温泉から登山道が始まります。
ここで登山届を提出して、トイレを済ませて入山です。
このときの気温は11℃でした。
むせ返るような緑です。
きれいな花も咲いていました。
第一ベンチ、第二ベンチ、第三ベンチ、富士見ベンチと、合戦小屋までの間に4つのベンチがありますので、のんびりと休憩しながら登ることができます。
白い花も発見。
中房温泉(標高1450m)から燕岳(2762m)まで標高差1300mほどあり、そこそこ疲れます。
Tシャツ1枚ですが滝のように汗をかきながら進みます。
水場は第一ベンチ、合戦小屋、燕山荘です。
天気のいい日曜日なので、登山者の方も多いです。
富士見ベンチからみる富士山。
ここまでで中房温泉から2時間弱です。
富士山アップ。きれいですねぇ。
富士見ベンチを過ぎると雪が出てきます。
まだそこまで腐ってはおらず、踏み抜くこともありませんでした。
八ヶ岳でしょうか。靄(もや)が雲海みたいできれいです。
合戦小屋に到着しました。中房温泉から2時間半ほどです。
ここでアイゼンを装着していきます。
合戦小屋より先は稜線に出るので絶景必至です!!でもまだ雪も多いです。
北アルプス3大急登の合戦尾根の始まりです。
でも個人的には言うほど大変な印象はありません。
稜線の向こうに北アルプスのシンボル:槍ヶ岳がみえてきました。
滑らないように一歩一歩慎重にのぼっていきます。特に下りは転倒に注意してください。
合戦沢ノ頭に到着です。
燕山荘(えんざんそう)へと続く稜線は本当に気持ちがいいです。
槍ヶ岳も見放題です。今年こそあの穂先まで行けるかな。。。
急登の部分もありますので、滑り落ちないように注意が必要です。
アイゼンを持って来なかった人は、かなり苦しんでいました。まだまだアイゼンは必須です。
このときの動画です。
youtubeでみる
燕山荘が近づいてきます。
燕山荘への最後ののぼりがつらい(笑)
10:25 中房温泉から4時間弱で燕山荘に到着しました。
燕岳きたー!圧巻のその山容。いつみても美しいです。
正直、この美しい景色が見られたら、燕岳の山頂に登らなくても満足です(笑)
燕山荘の邪魔にならないところにザックをデポして、燕岳の山頂まで行きます。
有名なイルカ岩。これが自然とできたとか信じがたい。。
燕岳山頂まではほぼ雪はないです。
中房温泉から4時間半ほどで燕岳の山頂につきました。相変わらずさびしい山頂の表札(笑)
燕山荘も遠くに見えます。
燕岳は初心者の方の北アルプス入門に最適な山だと思います。(僕もそうでした)
脚力に自信のない方は、とてもきれいな燕山荘に泊まって一泊二日なら安心して来れると思います。
下りは3時間ほどでした。
ヘルニアのリハビリで燕山荘まで登ったおじさん、宝くじが当たったら上田で山小屋を作るから来てよ、と言ってくれたおじさんなど、今回の山行も素敵な出会いが満載でした。
燕岳にまた来る可能性は100%ですね。何回でも来たくなる素敵な山でした。
平成26年12月1日(月)午後3時から平成27年4月17日(金)正午まで中房温泉までの道は通行止です。
中房温泉までの道路の開通状況はコチラで確認できます。
この時期燕岳に登る場合は、中房温泉のかなり手前から歩くことになりますのでご注意下さい。